お気に入りのTシャツ・夏服を来年もきれいに着る方法【元クリーニング屋の古着店主直伝】
更新日:7月26日
お気に入りのTシャツを黄ばませないためにできることとは?
こんにちは、古着再生工房INOTORIのKayokoです。
さてみなさんは、しばらくクローゼットにしまいっぱなしになっているお気に入りの服を着ようとしたとき「取り出した服の衿元などが黄ばんでびっくりしたこと」って、今までなかったでしょうか?
今回は、元クリーニング店出身で現在はネット古着屋を運営する視点から、「来年もお気に入りのTシャツや夏服をきれいに着る方法」をお伝えします。
来年も再来年も長くきれいな服を着続けたい方は是非、最後までご一読ください!
*当店は元クリーニング店が運営するネット古着販売店・古着再生工房INOTORIです*
古着の洗い方については下記リンク先からご覧いただけます。
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① 【しまい洗い】服をしまう前には洗濯を
服の黄ばみの原因は、繊維の奥に残ったままになった皮脂が酸素と反応、酸化したものです。特に暑い夏には服には汗と皮脂が付きやすいです。その場で見えないとしても、時期が過ぎて酸化した後だと簡単にはその服の黄ばみを取るのは難しくなってしまいます。
長期間着ないでクローゼットにしまう、というタイミングの時は、37℃~40℃のややぬるめのお湯で洗濯しましょう。真水ではなくお湯が良いのは、繊維の奥にとどまっている皮脂が溶け出しやすくなるから(人間がお風呂に入っているイメージに近い)です。なので、可能であればすすぎも同じくらいの水温ですすぐのがお勧めです。このひと手間で、黄ばみリスクをかなり軽減できるかと思います!

その後に柔軟剤も使用するかと思いますが、柔軟剤についてはやや少なめで。
柔軟剤は繊維の表面をコーティングするものなので、つけすぎることで逆に「油分」になってしまい、保管中のにおい戻りなどの原因になることがあります。
そういったことが気になる方は、しまい洗いする時には思いきって「柔軟剤なし」で洗ってみても良いかもしれませんね。
※この記事内での洗いの解説の前提としては、服内側に付属の洗濯表示に「水洗い可能」の記載があるものとなります。古着などで洗濯表示がなく不安な場合や、ドライクリーニングが推奨されている服については、お近くにある信頼できるクリーニング店に依頼されることをおすすめします。
例として、当店で仕入れた下記の品は、90年代前半USA製ワールドカップデザインのTシャツですが、年代物ということもあり、前面に濃いしみがついてます。これをできる限り除去したいと思います。



40℃前後の温水での洗濯後に一度状態確認をし、その後高温漂白を施しましたが、ここまできれいになりました!
当店の場合、落ちきらないしみが残っている場合は、この後の工程でしみ抜き作業をおこなっています。
② 正しい干し方・保管方法
次に干し方です。もちろん普通のハンガーで干しても問題はないのですが、一番のお気に入りの夏服だったり、宝物のヴィンテージ古着だったら、やはり平干しネットを使った平干しがおすすめ。

手間はかかりますが、これだと型崩れやよれの心配がほとんどありません。
また生地の伸びが気になる方は、こうした感じでお腹から折った状態で干すと、着丈の縮みを軽減することができます。

前職のクリーニング業時代に、着物を洗って干す際に使っていた「着物ハンガー」だと、袖が伸びて脇下が乾きやすいため、こちらも地味におすすめです。(あまりご自宅にあるという方は少ないかもしれませんが…)

干し終わった服は最後にしっかり乾いているかを、脇や衿元など、厚みのある部分や隠れやすい部分で確認を。
干す場所については、色褪せの原因になる直射日光は避け、風通しの良い日陰でしっかり乾かしてあげてください。
また服の保管場所についても、湿気が溜まらない環境づくりを。
防虫剤・除湿剤の活用のほか、保管場所に扇風機やサーキュレーターで風を送ったり、秋から冬の晴れた日にクローゼットの扉を開放するなどして、「空気の入れ替え」を意識してあげれば、服たちも息苦しくないはず。また保管場所の風通しが良くなることで、湿気由来のカビの発生リスクも低くなるかと思います。

③ INOTORIのこだわり
わたしたち古着再生工房INOTORI (イノトリ) では、ネット出品する場合はもちろん、お客様がご購入後に出荷する際にも服の状態をチェックする体制を整えています。
例えば、出荷時に少ししわが気になるシャツがあれば、再度アイロン掛けを施したり、Tシャツにハンガーの跡がついて少し型崩れしている場合なら、出荷前にも型を調整し直してから商品を出荷しております。
また古着の場合はごくたまににおいがなかなか取れないものもあるのですが、においは基本的には日陰で陰干しすると効果的です。
※においがあるとかないとか関係なく、服のことを考えてあげると干し場所は直射日光の当たらず、風通しの良い場所での陰干しが「服の状態変化(色素変化や縮み等)が起きにくい」ため、ベストかと考えてます。
④ まとめ
来年もお気に入りのTシャツや夏服をきれいに着る方法についてここまで簡潔にまとめてまいりましたが、いかがだったでしょうか?
最近の日本は夏が長期化して秋が短くなるなどで、衣替えの習慣を持たない方もいらっしゃるようです。
とはいえ、他ならぬご自身の衣替えペースはおそらくご自身にしかわからないオリジナルのサイクルかと思いますので、その時に少しでも、今回の記事がお役に立てば幸いです!
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