top of page
すべての投稿


懐かしさを感じるファッション史:70s・80s・90s―蘇るファッションの記憶
はじめに こんにちは、【きれい好きのための古着屋】古着再生工房INOTORI(イノトリ)のKeiです。 服を着ることは「時代をまとう」こと。古着は過去の断片であり、その時代の空気や記憶を含んでいます。 古着再生工房INOTORIは「きれいを形にして、再生する」という想いを胸に、清潔さと安心を大切にしながら、その記憶を現代にそっと引き寄せます。 70年代:自由と解放のスタイル 社会や文化の変化を背景に自由でカラフルな表現が広がった時代でした。 鮮やかな色彩や個性的な柄は若者の情熱や希望を映し出し、ストライプや花柄、サイケデリック柄など多様なデザインが自己表現の手段となりました。 ヒッピー文化の影響も大きく、天然素材やゆったりしたシルエット、民族的要素を取り入れたスタイルが流行。 平和や自然との調和を重視する思想がファッションに反映され、服は単なる装いを超えて信念を示すものとなりました。 こうした自由で多様な精神は、半世紀経過した現代にも受け継がれ、70年代のスタイルは時代を超えてインスピレーションを与え続けています。 ...

Kei
6 days ago4 min read


サステナブルファッションとは?その持続可能な仕組みや、一人ひとりができること
はじめに こんにちは、【きれい好きのための古着屋】古着再生工房INOTORI(イノトリ)のKayokoです。 近年、ファッション業界は「環境配慮」や「持続可能性」を前提とした新しいスタンダードへと進化しています。 みなさんはサステナブルファッションという言葉をご存じでしょうか? このサステナブルファッションという言葉は単なる流行ではなく、素材・技術・消費者行動・政策が絡み合う総合的な流れを生み出しています。 本記事では、サステナブルファッションの最新トレンドや、世界のブランドの取り組みを以下にまとめました。 1. 進化する素材と技術の革新 リサイクル素材の進化により、海洋プラスチック由来の繊維やリサイクルポリエステルが高品質化している。 再生繊維・生分解性素材:廃棄衣料から新しい糸を作る技術や、自然に還る素材の普及が進む。 ➔参考: United Nations – Sustainable Development Goals (SDG12「つくる責任 つかう責任」では持続可能な生産と消費を推進) また、リサイクル素材や再生繊維を採用しているのは以

Kayoko
Dec 94 min read


ネット古着屋が老舗クリーニング店から渡されたバトンについて考えること
古着初心者のみなさまへ向けて こんにちは、古着再生工房INOTORI (イノトリ) のKayokoです。 現在、2025年には古着というものに興味を持つ方が世界的に拡がりを見せている状況ですが、そういった中でも、古着に対して少し苦手意識を持っているみなさまだったり、あるいは古着初心者のみなさまへ向けて、古着を工房にて再生・販売している古着屋INOTORIの考えについて、改めてこちらにまとめてみました。 ぜひ、ご一読いただけますと幸いです。 昭和40年代の祖業「つるやクリーニング」 老舗四代目跡取りの業種転換 時をさかのぼるとこの古着再生工房INOTORIをスタートさせる前、私は祖父の代(1932年)から続いていたクリーニング店を継ぎ、クリーニング職人兼跡取りとして16年間ほどクリーニング業界に携わっていました。 先代亡き後にクリーニング業界入りしたために業界事情もほとんどわからず、最初は全国津々浦々にある、感銘を受けたクリーニング店に連絡を取っては見学や交流をさせていただいたり、ご縁がご縁を繋いだりして、知り合った様々な諸先輩方との交流を行なうこ

Kayoko
Nov 166 min read
bottom of page
