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バーバリーの名前を巡る歴史とタグの変遷について

  • 執筆者の写真: INOTORI
    INOTORI
  • 2023年6月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月13日




こんにちは、古着リユース工房inotoriの榎本です。 今日は、当店でも多数取り揃えている1856年創業の英国老舗ブランド『バーバリー /BURBERRY』の、名前の歴史・タグの変遷について、まとめていきたいと思います。 永い歴史を誇るブランドなので、その時によって名前やデザインが刻一刻と変化していく、というわけなんですね。 では早速ですが、まずは「バーバリーズ /Burberrys」です。こちらは1999年までに使用されていた名称で、バーバリーのオールドラインとなります。


書体が全て大文字のものは1950年代、一文字めが大文字のものは1960年代のものと言われています。

1960〜1970年代にかけてはレジスターマーク(REGDや®️ )というものが見られるようになり、これは商標登録済みであることを意味します。


その他、1990年代には「白タグ」と言われる、ベース色が白のものが登場し、2000年以降は「BURBERRY」に統一されていきました。 デザインが少しずつ変わっていく歴史が、興味深いですね。

ここで少し時を遡りますが、1970年頃に、バーバリーと日本企業の三陽商会がライセンス契約を結びました。

ライセンス契約を結ぶことにより、三陽商会はバーバリーの象徴である、ノバチェック柄などのデザインを使用したアイテムを製造できるようになったというわけです。

そのことで、後から大人気となっていく『バーバリーブラックレーベル』や、『バーバリーブルーレーベル』という、若手向けブランドが、次々と作られていったという経緯がありました。 また当時の人気アイドルである安室奈美恵さんがバーバリーブルーレーベルのアイテムを着用したこともあり、よりブランドの人気も時代に乗り、加速を深められたのではないでしょうか。 実は、バーバリーの名称は他にもまだ種類があります。 ・最高級ラインのバーバリープローサム ・スポーツラインのバーバリーゴルフ ・スタンダードなデザインで高級感を維持したバーバリーロンドン ・カジュアルなラインが特徴のバーバリーブリット ・キッズラインのバーバリーチルドレン などなど、本当に老若男女を網羅し、デザインの多様性もあるラインナップなのです。 歴史が長いだけにアイテムや名称も増え、また時代とともにタグなど記載の変化も見られるというのも、このバーバリーブランドの魅力の一つかもしれませんね。 ちなみに弊社もバーバリーには遠く及ばずですが、祖業のクリーニング店から数えると創業90年以上、会社としては今年で設立44年営業していますが、その間、やはり名称(屋号や会社名)は色々変わっています。 やはり他のブランドでもそうかもしれないんですが、歴史が長ければ長いほど、こうした名前の歴史が変わっていく深みなども、味わうことができるのかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか?

バーバリーというブランドの歴史や変遷などがお好きな方に、お読みいただけましたら幸いです。




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「きれいを形にして、再生する。」

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